乳がん手術後の放射線療法は、温存した乳房や周囲のリンパ節からの再発を防ぐために行われます。
乳がん手術は目に見えるがんをとりのぞくために行われ、放射線療法は手術で取りきれなかった可能性がある目に見えないがんを根絶するために行われ、乳癌診療ガイドラインにおいては乳房温存術後の全ての患者さんに勧められている標準治療です。
乳房温存術後の患者さんでは、報告にもよりますが、照射をしない場合に約30%の人で温存した乳房内に再発が生じると考えられています。このような温存乳房内再発を防ぐことが、生存率を向上させる可能性があることがわかっています。
乳癌診療ガイドラインの関連記述を読む
用語集に戻る