用語:生存率

がんの治療を行う際に気なるのが生存率で、「5年生存率」や「10年生存率」が疾病ごとに統計があります。例えば「5年生存率」とは治療開始から5年が経過した時点で生存している人の割合を指します。この中には、再発しなかった人と再発して生存している人が含まれています。また、例えば、ステージ4のがんでは、その病気の状況や治療法も人によって様々ですので、生存率は一つの参考指標となります。

乳がんの場合、ステージ1の5年生存率も10年生存率も90%以上となっています。そのため、早期発見すればかなり完治する可能性が高いといえます。

他方、ステージ3や4では、その生存率は低下してしまいます。進行すれば他の臓器への転移や再発のリスクは高まりますので、こまめな検診で早期発見をすることが、乳がんが増えている現代の日本社会では、健康で長生きを目的とする上で欠かせません。

注)生存率は、各病院が統計をとっており、病院により微妙に数字は異なります。

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