用語:乳腺専門医

乳腺専門医とは、乳がんの予防・診断・治療に関する知識と経験を持つ日本乳癌学会が定める専門医です。

その多くは外科医ですが、近年では内科や放射線科を専門とする医師が、乳腺専門医の資格を取ることもできます。乳腺専門医になるためには、通算5年以上に100人以上の乳がん患者の治療を経験し、論文や学会発表などの業績をあげ、かつ乳癌学会が実施する試験に合格することが必要です。

乳腺専門医は、乳がんの治療経験が豊富であり、一定の診療知識を担保された医師と考えら、質の高い乳がんの標準治療を行う上で乳腺専門医は不可欠な存在となっています。

ただし、全国に1500名強しかおらず、必ずしもかかりつけの病院に乳腺専門医がいるとは限りませんので、乳腺専門医がいるかどうかは病院に確認するといいでしょう。

[参照]
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