用語:小葉がん

乳房は乳腺葉と乳管からなっています。それぞれの乳腺は乳腺葉と呼ばれる15から20の部分を持ち、乳腺葉は小葉と呼ばれるより小さい構成成分からなっています。小葉の先端には多くの球状の部分があり、そこで乳汁がつくられます。葉、小葉、および球状部は乳管と呼ばれる細い管によってつながっています。

乳がんの多くは乳管細胞にできる乳管がんですが、葉あるいは小葉から発生するがんもあり「小葉がん」と呼ばれます。発生頻度は乳がん全体の5%程度ですが、近年増加傾向にあります。

小葉がんは、乳腺の中で非連続性に多発する傾向があり、他の乳がんよりも両側の乳房にできる可能性が高いのが特徴です。マンモグラフィーでも大きくならないとうつりにくく、発見が遅れがちです。

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