視診や触診、マンモグラフィ検診、超音波(エコー)検診で要精密検査となり、がんの疑いがある場合は、がんとの判別がむずかしい場合に行う検査です。
しこり(腫瘤)に細い注射針を刺して吸引した細胞や、乳頭からの分泌物を、採取し、顕微鏡で観察します。
しこりの位置を超音波(エコー)で確認しながら行うこともありますが、麻酔は行ないません。
分類方式は、「判定区分」とその「所見」より構成されています。「判定区分」はまず、その標本を「検体適正」と「検体不適正」に分けます。
これは、ある一定量の細胞がきちんと採取できていれば、「検体適正」とし、「正常あるいは良性」、「鑑別困難」、「悪性の疑い」、「悪性」の4項目に分類されます。